熟女を脱がすブログ

当日の待ち合わせは、東京駅の丸の内中央口の地上階。
人がまばらな地上階の改札口から、姿を見せた景子奥さん。
グレーのカーディガンに、ムチムチのチノパンという普段着です。
笑みを浮かべた景子奥さんは、甘い声で挨拶をしました。
口元には、温和な法令線が浮かびます。
最初にナンパしたときとは表情に違いが。
1週間のメールのやり取りで打ち解けたのでしょうか。

「景子ちゃん」とメール以外で改めて口に出すと、景子奥さんは照れた笑みをします。
家庭生活がある熟女には、なぜこんなに穏やかな目尻のシワが浮かぶのでしょうか。
恐らくは、このまま生涯独身で終了するであろう私。
穏やかな熟女に感じ入る度に、そんな私はどこかが欠如した人間というを自覚するのです。

それはそうと。
約束のカフェがあるJPビルはここから徒歩1分ですが、外は本降りの雨模様です。

「じゃ、すぐ目の前なんだけど、雨降ってるし、地下からいこうか」
「ええ」
「こっちだよ。・・・しっかし、すごい雨だね」
「よく降りますよねえ」
「お洗濯が乾かないんじゃない？」
「そうなのよ。もう乾燥機がね、回りっぱなしなのよ」

JPビルの屋上庭園のカフェは露天なので、この雨では営業はしてないでしょう。
しかし今それを言うと、興が冷めてしまう気が。
何気なく屋上庭園までいき「あれっ、やってない！」と全力ですっとぼけるつもりです。

「じゃあさ、景子ちゃん。歩いている姿を写真に撮るよ」
「・・・顔は撮らないんですよね？」
「うん。後で見せるよ」
「だったらいいですよ」
「じゃ、この辺りかな。人いないし」
「・・・」

バックからデジカメを取り出すと、景子奥さんは立ち止まりました。
そのまま自然に歩くように促して、私は景子奥さんの前方で後ろ歩きをしながらデジカメを向けました。

「奥さん、撮るよ！」
「・・・奥さんって」
「奥さん、そのまま歩いて」
「・・・奥さんって」
「もう奥さんの雰囲気がすごい！」
「・・・」
「今日はそのカーディガンいいね」
「・・・ちょっと地味だけど」
「そんなことないよ」
「雨が降っていたから」
「カーディガンって清潔感重視だから。奥さんの黒髪とすごく合っている」
「やだあっ」
「それに奥さんの笑顔が引き立って、すごく魅力が満載だよ」
「フフッ」

ピタリとしたチノパンが、下半身のムチムチさを増幅させてます。
まさか私が熟女の着衣姿を視姦して欲情するとは、景子奥さんは思ってもない様子。
私はレディース服の広告チラシの熟女モデルの着衣姿で、オナニーができる男なのです。
景子奥さんの常識の範囲を超えている行為であることは想像がつきます。

「なんかオレ、カメラ持ってると怪しい人だね」
「フフッ」
「やっぱ奥さん、笑顔がいい！」
「フフッ」

景子奥さんは視姦という行為を理解しているのでしょうか？
平静を装いながら私はすでに、景子奥さんの下着姿を妄想していました。
小振りの胸の膨らみのカットソーの下は、白いブラジャーとこでしょうか。

・・・・・　ブラジャーはレースの縁取りか！
白い肌のCカップのおっぱい！
乳首は黒くて大粒なんだろう！
いかん。
平静を装わなければ！

「そのまま歩いてみようか」
「・・・これでいいんですか？」
「日常の雰囲気を撮りたいんだよね」
「はぁ・・・」
「奥さん、なんかスポーツしてるの？」
「うーん。・・・ウォーキングしてますけど」
「ひょっとして毎日？」
「ほとんど毎日ですね」
「だから健康的なんだ。あれっ、江戸川区だから、・・・ひょっとして江戸川の堤防沿い？」
「よくわかりますね」
「オレ、江戸川の堤防好きなんだ。・・・じゃあさ、こんどウォーキングの写真撮らせて」
「フフッ・・・考えておきます」

「奥さん、カーディガンの二の腕を撮らせて」
「二の腕ですか？」
「うん」
「太いから恥ずかしいかな・・・」
「なに言ってるの、奥さん」
「・・・」
「あのね、けっこう太い二の腕が好きって男は多いんだよ」
「そうなんですか？」
「そうだよ。口に出して言わないだけで」
「そうですか？」
「そうだよ。そういうこというと、なにあの人って思われるでしょ？」
「はぁ・・・」
「だから言わないの。みんな」
「はぁ・・・」
「まあ、オレは今言ってるけど」
「フフッ」

熟女の二の腕と太ももの張り具合は比例する、という自説があります。
プヨプヨした二の腕の熟女は、お尻から太ももにかけてはプヨプヨしてます。
締まっていて張りがある二の腕だと、やはりお尻から太ももにかけてはムッチリとしてます。

・・・・・　この二の腕！
この曲線！
毎日のウォーキング。
この奥さんを脱がすと、いいケツしてるだろうな！
四つん這いにしてケツを鷲つかみにしてやりたい！
いかん。
平静を装わなければ！

「奥さん、その黒髪がすごくいい」
「・・・ありがとうございます」
「やっぱ健康的だね」
「フフッ」

すでに私は。
全裸の景子奥さんの白い肢体に降りかかる、あの黒髪の匂いを嗅いでいる妄想をしてます。
妄想してるにもかかわらず、私は歩きながら公然と分別ある大人を装ってます。
そうして、昨日はトマトソースを作ったという景子奥さんの話に耳を傾けていたのです。
「おいしそう！」と話を合わせている私はすでに、景子奥さんの肉感やら肌質まで妄想を続けてました。

「もう、そこがビルの入り口だから」
「ええ」
「じゃ、エスカレーターで上がろうか？」
「えぇ」
「オレ、エレベーターよりもエスカレーターが好きなんだ」
「わたしもです」
「オレと奥さんってなんか合うよね。・・・手でも握っちゃう？」
「なに言ってるんですか」
「いやいや、冗談だから間に受けないで。・・・もう奥さん、かわいい」
「やだ」
「かわいい、奥さん、いや景子ちゃん」
「・・・やめてください」
「照れてるの？・・・かわいいよ、景子ちゃん」
「・・・やめてください」

名前で呼ばれ「かわいい」と言われた事に嬉しそうな景子奥さん。
笑みを浮かべながらの「イヤイヤ」の仕草が「押せばいけるんじゃないか」という手ごたえに感じました。