熟女を脱がすブログ

日本橋三越本店の本館の屋上で。
片隅にある自動販売機でカップコーヒーを飲んでから、またナンパをしようと思い立ちました。
ホットのコーヒーを飲もうと自動販売機に小銭を入れました。

お気に入りのドトールコーヒーのボタンを押すと。
うっかりコールドのボタンでした。
しかも氷入り。
もうなんだか、ナンパのやる気がそがれたのです。

・・・・・　はぁぁ。
いや！
こんなまったりしてる場合じゃない！
熟女だ！
熟女！

買い直したホットコーヒーを飲んでから、気を取り直して飲食フロアへ。
混み合っている三越劇場や美術サロンもブラブラと。
60代や70代の熟女が主流のようです。

首を傾げながらエスカレーターを下りると。
白いサブリナパンツとパンプスの、歳のころ40代の熟女が。
やはりブラブラという感じで歩いてます。
真っ赤なバック。
ニットのカットソー。
目が合ってから、小さく手を挙げました。
軽く頭を下げて挨拶をしながら進むと、ブラッとしていたパンプスの足元は止まりました。

「どーも」
「・・・」
「こんちわ」
「・・・はい」
「突然すみません、こんなとこで」
「・・・なんですか」

それからの褒め言葉には笑顔は浮かばず。
早々に立ち去る、サブリナパンツの後ろ姿を見送りました。
40代の甘美な肉感のヒップラインでした。

路上のほうが、今の季節は話せるかもしれません。
今日は地下通路には行かないと決めてましたが、本館の階下へ行きました。

界隈の建物と地下鉄の三越前駅が、広めの地下道でつながってます。
人通りはそれほど多くはありません。

前からは白いブラウスに巻き髪の熟女が。
バックを肩から胸へタスキ掛け。
おっぱいの大きさが強調されて突き出されてます。
パイスラというヤツでしょうか？
目が合った瞬間に小さく手を振り、早めの歩調に合わせて前に進みました。

「どーも」
「・・・」
「こんちわ」
「・・・」
「ちょっといいですか？」
「・・・」

一瞬だけ目を向けてからの、無視を決めこんだ目線。
変わらない歩調に、澄ましたような表情。
あっけなく素通りです。
巻き髪とムチムチしたタイトスカートのヒップラインの後ろ姿を見送りました。

日本橋三越本館に隣接する新館まで来ました。
地下鉄の三越前駅の改札口があります。

しばらくすると、ホワッとしたストールを巻いた熟女が。
お出かけの奥さんといった雰囲気です。
期待してもいい肉感のある脚には黒のパンスト。
私は歩調を合わせながら目線を向けます。
チラッと目の端でこちらを見る素振りをした、敏感な奥さん風の熟女。
同時に軽く手を挙げました。

「どーも」
「・・・」

1度合った視線を、それから合わせようとしません。
しかし栗色の髪で覆われた横顔の口元には、笑みを浮かべてます。
「こんちわ」と言いながら、手の平を目線の前に差し出しました。
迷うように足が止まった奥さん風。
こちらに向けた目元は、マスカラのちょっと派手め。

「突然、すみませんね」
「・・・」
「ちょっとお話があって声をかけたんですけど」
「いいです、いいで・・・」
「いやいや、ナンパとかじゃなくって、あの、写真を撮っているんです」
「忙しいん・・・」
「それ、言うと思ってました。忙しいわけないじゃん」
「いやいやい・・・」
「ちがうの、お姉さん、写真を撮りたいの」
「いやいやい・・・」
「ちょっと聞いて。30秒くらい」
「・・・」

断り文句を言いながら、はにかんだ笑みを浮かべる奥さん。
条件反射の断り文句を磨り潰しても、目も足もこちらに向いたまま。
もう間をとりながら、ゆっくりと話しても5分は話せます。

「いきなりすみせん」
「・・・」
「ナンパかと思いました？」
「うん。・・・ちょっと」
「僕そんな、ナンパなんでできませんから。・・・よくナンパされるんですか？」
「いえ、そんな」

今月から変更点があります。
まず「ナンパです」と切り出すのを止めてみました。
代わりに「写真を撮ってます」と。
実際このほうが感触が今のところいいです。

「お姉さん、ステキなんで、やっぱ声をかけられるんですよ」
「フフッ。・・・口がうまいですね」
「僕、口下手なんです」
「そんなことないですよ」
「もう思ったことしか言わないんで」
「フフッ」
「口下手なんでナンパなんてしたことないです」
「フフッ」

私は褒め言葉とお世辞を真面目に言います。
真顔で真剣な褒め言葉です。
お世辞といってもちゃんと思ったことを口にします。

「あと、普段は営業やってるんでこんな話し方なんです」
「そうなんですか？」
「あっ、笑った感じもステキ。お姉さん、かわいい」
「フフッ」
「キュート！チャーミング！」
「ハハハッ」
「まあ、これだけいえばいいかなぁ」
「えええっ」
「いやいや、でもホントに、お姉さん、ステキって思ってます」
「ハハハッ」

目と声を明るくさせて、笑んだまま応える奥さん風の熟女。
わかりやすい感触でいい反応。
着衣の鑑賞写真は、迷ったあとに断り。
ゆっくりと考えてみてと、ラインIDを交換して手を振って別れました。
あとはお祈りするしかありません。

・・・・・　この感触。
後日に連絡が取れさえすれば！
OKにはなるかも！

三越本店の新館の出口のエントランスで立っていると。
バックを肘にかけた熟女が出てきました。
白黒の草花のプリントのワンピースに黒髪が似合ってます。
細い肩にはワインレッドのカーディガン。
歳のころは40代後半の奥さんといった雰囲気。
だいぶ向こうの声も届かないところから、目がこちらに向きました。
軽く手を振りましたが、歩調のリズムはいい感触。

「どーも」
「・・・」
「こんちわ」
「・・・」

足を進めながら挨拶を。
パンプスの足元はスッと立ち止りました。

「突然、すみません。声をかけちゃって」
「・・・はい」
「ちょっとお話があって」
「なんですか？」

首筋にネックレスを細く光らせながら、明るい表情と目元。
元々が快活な性格なのか、戸惑いも警戒も浮かんでません。
褒め言葉には、目尻にシワと法令線を浮かべた笑み。
とろけそうな甘い声には、優しさが混じってます。
このまま魅力ある50代の熟女になると思われました。

「姉さん、写真を撮りたいんです」
「ダメよ」
「今すぐでなくて、ちょっと考えてみるだけでいいんで」
「・・・」
「簡単なんで」
「どんな写真なの？」
「姉さんの歩く後ろ姿とか」
「やだあ。・・・どうせ変なのでしょ？」
「心ばかりの謝礼もしますし、あの、気分を悪くさせることはしないんで」
「やだあ」
「ちょっと考えてください」
「考えるだけね」
「じゃあ、どっか座って話そ。お時間あります？・・・6時間くらい」
「そんなにある訳ないじゃない！」
「じゃ、15分くらいかな？」
「ダメよ。帰らないと」
「お夕飯の支度？」
「それもあるけど、・・・そんな怖いじゃない。突然だから」
「えっ、僕が怖いんですか？・・・変わったこと言いますね」
「そうじゃないけど」
「でもわかりますよ。いろいろ今ありますからね。・・・とくに僕くらいの年頃の男って」
「うん」
「でも話すると、ちゃんとした人だなってわかりますよね？」
「うーん。・・・まだ、わからないかな」
「ええっ。じゃ、お友達として連絡先交換しましょう」
「ダメよ」
「いや、僕から連絡はしないんで。考えてみてもしよかったら連絡ください」
「うーん」

結局のとこは。
甘い声で笑みながら「イヤイヤ」する熟女と、メールアドレスを交換。
三越前駅の改札口まで歩いて、バイバイして別れました。
あとはお祈りするしかありません。

改札口の脇の階段を上がると、交差点の向こうには日本橋三越本店の新館。
あと1時間もすれば薄く暗くなる時刻。

それから中央通りで、3人の熟女に無視をされて足早で素通りに。
もう2人の熟女には、目の端をこちらに向けながらの足早で素通り。
いずれの熟女も会話はできてません。

しかしこのときは。
手も足もリズムよく動いて勢いがついてきてたのです。
人通りにはパワーがあって、ナンパしてると、そのパワーに飲み込まれたりします。
逆にパワーを飲み込んで吸収できると、リズムが出てきます。
ひたすら正面突破あるのみの正攻法のナンパには、この勢いがあるとないのとでは成果が違ってきます。

三越本店の新館のエントランス付近で。
歳のころ30代後半の熟女が歩いてきました。
カットソーの大きな胸の膨らみ。
ストレッチジーンズにハイヒール。
ハデさはないけど、整っている顔立ちが明るい表情。
目が合った瞬間に小さく手を挙げて、歩調を合わせます。

「どーも」
「・・・」
「こんちわ」
「・・・」
「・・・こんにちわ」
「・・・」

5歩ほど進みながら挨拶を。
歩調を緩ませたハイヒールの足がスッと止まりました。
あと1歩先だったら、私はあっさりとあきらめてるとこでした。

「突然すみません、声かけちゃって」
「・・・」
「あの、お姉さん、写真を撮りたいんです」
「えっ・・・」

目には驚きが出てすぐ消えました。
明るい表情は変わらず。
ほとんどの女性が見せる、拒否反応は現れません。
変わりにこちらを探るような、好奇心の目を向けた気がしました。
しかし「何を言うのか？」はそれほど重要ではありません。
いつも通りに話すだけです。

「ステキなお姉さんがいないかなぁ・・・と思って歩いていたんです」
「・・・」
「そしたら、目が合っちゃったものですから」
「・・・いや、忙しいんで」
「今すぐがダメだったら、また後日でも。心ばかりの謝礼もします」
「謝礼？」
「うん」

謝礼への早い時点での食いつき。
それと褒め言葉をぶつけても覚めた表情。
相手を値踏みするような目線。
今日初めて、この反応を見せた女性に出会いました。
これは男絡みの仕事をする女性が見せる、メスの一種となる表情と目線です。
男絡みの仕事とは、飲み屋とか風俗とか援助交際とか。
この種のメスは池袋や新宿ではチラホラといますが、銀座や丸の内や日本橋の界隈では珍しいです。

「じゃ、ここ人が通るから、そこで話そ」
「・・・」
「5分くらい」
「・・・」

謝礼の話を詳しく進めるときは、微妙な上下関係をつくるとき。
「何を言うのか？」より「いつ言うのか？」のほうが重要です。
今がその重要なときです。

「こっちで話そ」と、私は返事も聞かずに柱の脇まで歩きました。
やはり後ろをついてきた熟女と、向き合ってから話を続けたのです。
私の口調も尖った感じになりました。

「あのね、謝礼はいろいろだけど。・・・ちなみに、今、お店で働いているとか？」
「いえいえいえ」
「以前は？」
「いえいえ」
「写真撮影の経験とかは？」
「いえいえ」
「いや、正直なとこで」
「・・・」

柱の脇まで移動してから、5分ほど立ち話して。
下着からの脱ぎの話をしても、うなずきながら聞いてます。
なにか言いたそうな素振りも。
場所を変えてお茶をとも、言いそうになりましたがやめました。
ゆっくりと考えてみてと、LINE IDを交換して別れたのです。

・・・・・　これはこれでOK！
簡単について来る女は逃げるのも早い。
いったん放してからのほうがいい。
やはりイヤイヤしてる女を、こちらから追いかけないと。
それに。
謝礼目的の女だったら腐るほどいる。
わざわざナンパしてまではない。

休日の夕方に差しかかった中央通りには、ちらほらと熟女が歩いてます。
2人の熟女が、スパッと連続して素通り。
正面突破あるのみのナンパといっても、相手に突っ込んでいく訳ではなく距離はちゃんととります。
背筋を伸ばして挨拶をして、相手の動作に合わせてゆっくりと間をとって話します。
口も手も足もリズムよく動いて、いい感じの勢いがついてきてました。

「どーも」
「・・・」
「こんちわ」
「・・・」
「こんちわ」
「・・・いいです」
「OKってこと？」
「けっこうです」
「あの、キャッチセールスじゃないんで」
「フフッ」
「ちょっとまって」
「・・・」

次に止まった足は、スリムジーンズにパンプス。
断りながらもニコニコして、歩調が緩んだ足元でした。
セミロングの栗色の髪。
タイトなジャケット。
目尻のシワが穏やかな、歳のころ40代の熟女です。

ちょうどよく風がなびいて、かすかに甘ったるい匂いが。
口元に笑みを浮かべた熟女は、こちらの出方を待ってるような気も。

それならばと、着衣の写真撮影を言ってみましたが、なにかが可笑しそうにただ笑うだけ。
条件反射の拒否反応も出ない。
いいともできないとも言いません。

思わず下着の写真撮影までいうと、驚いた表情をしてからさらに笑うだけ。
「旦那に悪いし・・・」と照れた笑みで断るのが、熟女なのにかわいらしく感じさせます。

それでもしばらくイヤイヤさせたあと。
メールアドレスを交換して、手を振ってバイバイしました。

・・・・・　失敗！
イヤイヤさせすぎた！
下着の写真なんて言ってはダメだ！
素人の奥さんはびっくりしてしまう！
コスプレ写真といった方がいいかも。
いざとなれば裸エプロンさせてもいいんだし！